暮らしが盗み見される!
英国では、RFIDの実験は一部、内務省の助成を受けています。
スーパーマーケットのテスコはかみそりのパッケージに装着する実験をしているし、マークス・アンド・スペンサーは包装に埋め込む試みを発表しています。
欧州中央銀行(ECB)では、2005年までにすべてのユーロ札にICチップを埋め込むために実験中と伝えられました。
英国のすべての自動車に追跡装置を備える計画もあります。
携帯電話会社はすでに、登録した電話番号のユーザーを追跡するサービスを始めています。
実際にロンドンでは、オイスター・スマート・トラベルカードの全ユーザーはあらゆる移動をモニターされています。
カードごとにユーザーの個体識別番号が付され、改札で清算するたびに情報が記録されていくのです。
ロンドンの交通当局では、情報を「長年にわたって」保有しつづける計画であると言っています。
企業は、こうして情報を集めているのは個人を監視するためではないと請け合います。
しかし、結果は同じこと。
気に入らない会員制度からは脱会できること、またそこで集められた情報がある程度保護されることを確認するため、管理機構が必要でしょう。
英国の人権保護団体リバティは、情報の規制を企業側の自主規制に委ねるべきではないと主張しています。
個人情報をきちんと守るには、プライバシー関連法をすぐにでも見直さなければならないでしょう。
たとえそうなったとしても、ポイントカードのわずかなメリットが、監視される危険に見合うものかどうか、よく考えなければなりません。
手をこまねいて、企業に買い物籠の中身をそして暮らしを盗み見させておくべきではないのです。